素数大富豪研究会とは

素数大富豪は、2014年5月23日に、大阪大学の大学院生(※1)により考案されたトランプゲームである。

「素数との出会い」を生み出す"出会い系ゲーム"として、数学愛好家を中心に広まり、徐々に数学の得意・不得意に関わらず楽しめるものであることが知られてきた。現在では、札幌・長野などで素数大富豪をプレイすることを目的とした会も開かれるなど、日本各地で親しまれている。

また、数学を苦手と感じる人でも気軽に遊ぶことができ、数に親しみを持つきっかけとなり得ることから、数学教材としての側面にも注目が集まっている。


素数大富豪の特色としては

  • トランプのカードの数字を並べて素数をつくる
  • 前の人が出したカードと同じ枚数で、より大きな数(※2)を出さなければならない
  • 合成数を出すためにはその素因数も用意する必要がある

などの点が挙げられる。

素数の分布に関しては、リーマン予想等の未解決問題がよく知られているが、素数大富豪で扱われる素数についても、前述のような制限が設けられることにより、「素数大富豪で出すことのできる素数」の個数を求める通称「素数大富豪素数問題」など、未解決問題が多数残されている。これらの問題を解決するにあたっては数学的アプローチの他、プログラミングによる問題解決が期待される。


本研究会は、素数大富豪を通して生まれた数学的問題に関する研究並びにその研究手法、また素数大富豪特有の条件により価値が高まった個々の素数に関する研究の成果を発表する場とする。

また同時に、素数大富豪(及びその研究過程)を通して出会った素数について情報交換を行うことで、素数大富豪に関する理解を深めるとともに、プレイヤー同士の交流を生み出すことを目的として開催する。


(※1) 2014年当時。詳細は考案者ご本人のブログであるINTEGERS等を参照してください。

(※2) ラマヌジャン革命下においては、より小さな数を出さなければならない。